お勧め和装 岡山市にて和装着物、振袖、黒留袖、訪問着、男性用着物、結婚式、成人式、七五三など良き日を彩るお着物を各種取揃えております。石田呉服店〒703-8266 岡山県岡山市中区湊1363-10
和の装い。最高の逸品をご紹介いたします。
     ※表示価格は全て表地のみの価格となります。

山口伊太郎についてのご紹介

山口 伊太郎(やまぐち いたろう、1901年12月18日 - 2007年6月27日)は西陣の織匠。「紫紘」株式会社創業者。小学校卒業後、親戚の織屋に丁稚奉公へ。10代後半に独立し、様々な織技術を考案し独創的な帯の制作をはじめる。戦時中、織屋を一時中断するが戦後に復帰。事業も軌道に乗り、70歳よりその集大成として織物による「源氏物語絵巻」を制作開始。その制作は105歳で亡くなるまで続けられた。2007年、最終の指示をだし、最終巻の完成を待つのみとなったが、その完成を見ることなく逝去した。翌年の2008年の3月3日、指示を受けていた職人らによって「源氏物語錦織絵巻」全四巻の完成をみる。 明治以降の西陣の織物技術の発展に、フランスから取り入れたジャカード織機が大きく寄与しており、感謝の意を込めて1995年に、当時既に完成していた「源氏物語錦織絵巻」二巻をフランス共和国に寄贈した。これによりレジオンドヌール勲章オフィシエ章を受章している。2002年に第三巻、2008年に最終第四巻を寄贈した。 なお、「源氏物語錦織絵巻」全巻は2セット製作されており、ひとつはルーブル美術館東洋部門にあたるギメ東洋美術館、もうひとつは山口伊太郎が創業した帯地製造会社「紫紘」株式会社が所蔵している。
「山口伊太郎」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2010年9月13日現在

菊花文

1984年の作。何度も試作を繰り返し制作した帯で、下絵から5年以上をかけ菊の表現を追求しました。葉や茎を省略し、花びらを十数色の白糸で、質感や色の見え方が変化するように織られ、多数の菊の重なりあった様子は、奥行きのある立体的な表現に仕上がっています。また全ての花が一方向に向かうように工夫して構成されています。
税込価格 ¥32,340,000 -
画像をクリックすると別ウィンドウにて拡大表示します。 

大唐花文錦 

山口伊太郎101歳の作。正倉院御物、琵琶袋の残欠を取材して制作しました。伊太郎は長年この文様で帯を制作することを考えていましたが、源氏物語錦織絵巻第3巻を制作後、その時に考案した4色の経糸を用いる方法で、帯作りを決意します。四色の経糸に織り込まれる緯糸が、その組み合わせによって、それぞれの柄・色がより鮮明に浮き上がるように計算されて制作されています。
(六通) 税込価格 ¥42,000,000 -
(三通) 税込価格 ¥25,200,000 -
画像をクリックすると別ウィンドウにて拡大表示します。 

牡 丹

1978年の作。妙心寺に所蔵されている花卉図屏風を参考に図案を作り、制作したと考えられます。花の織り方にとくに工夫を加え、平糸(撚りのかかってない糸、光沢がある)と撚りを加えた糸(撚りがかかっている分、色が沈む)を緯糸に、経糸との色々な組み合わせ方で、幸福、富貴を意味する牡丹を立体感、量感を出し表現しています。 御本人の直筆、箱書付がございます。めったに箱書をなさらない方でしたのでとても珍しいと思います。
税込価格 ¥4,830,000 -
画像をクリックすると別ウィンドウにて拡大表示します。 

≫ 過去の掲載分はこちらをクリック